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湯葉のある風景

湯葉は「京都の名産品」とのイメージが強く、京都旅行のお楽しみ、あるいは大切な方へのお土産に選ばれる方も多いことでしょう。
そんな非日常な一面も湯葉の魅力ではありますが、豆腐や納豆が日常的に食される一方で、湯葉に触れる機会が少ないのはもったいないと思うのです。
例えば晩酌のお供に、健康のための習慣に、もしくは親子の触れ合いに……、日常生活で湯葉の合う風景をご提案してみました。ぜひ「湯葉レシピ」とあわせてご覧ください。

日本酒と湯葉

日本酒のお供には、素材の味を大事にした少量の肴が似合います。食材を選び抜き、調味料を削ぎ落し、しかし調理にはひと手間もふた手間もかけた、こだわりの一品。
湯葉弥の湯葉が辿ってきた道も、まさに同じです。厳選した国産大豆に京都の名水を加え、職人の培った勘と技術で風味豊かな京湯葉を引き上げる。
日本酒のお供には、生小巻ゆばの刺身に醤油とわさびでもう充分。穏やかな香りの吟醸酒などでお迎えください。

ビールと湯葉

ビールは味の濃い料理を喉に流す飲み物。湯葉ではさすがに物足りない、かと言えばそうでもありません。湯葉は合わせる食材や調理法で如何様にも化ける食材。揚げたときの軽快な食感を楽しむサラダや、餡を絡めた中華風、コロッケや春巻きの衣にだってなれます。
もちろん、ビールという懐の深い飲み物は和食にもピッタリ。出汁をたっぷり吸い込んだ湯葉弥のやきゆばは、コクの強いビールに合わせていただくのもおススメです。

ワインと湯葉

赤にするか白にするか。湯葉に添えるなら、まずは辛口か少し甘めの白ワインがおススメです。湯葉弥の「くみあげ湯葉」や「生ゆば」にあまり手を加えず、湯葉本来の淡泊な味を尊重しながら、香りの豊かなワインとのマリアージュ。チーズを合わせたり、あるいはオリーブオイル、塩を振りかけるだけでも味は大きく変わります。湯葉という無垢な食材に合わせて、ぜひ色々なワインでのマリアージュをお楽しみください。

高血圧対策に湯葉

豆乳を凝縮した湯葉の栄養価は豆腐の数倍。注目すべきは、高血圧に有効な二つの成分です。一つはタンパク質のグリシニン。コレステロール値の低下や、血圧を調整する効果があります。もう一つはリノール酸。炎症を抑える効果があり、高血圧や高血糖の予防、老化防止に役立つとされています。
色々な調理法がある湯葉は、豆乳の味が苦手でも食べられる人が多いとか。健康を考えて、選択肢に入れてみるのはいかがでしょうか。

おやつに湯葉

「湯葉のおやつ」と書くと、通(ツウ)な大人の食べ方を想像されるかもしれません。確かに湯葉弥の「くみあげ湯葉」は、きな粉や黒蜜を掛ければデザートとしてもおススメです。でも「畑のお肉」とまで言われる大豆を、子供たちが節分だけじゃなく日常的に食べてくれたら、親御さんもきっと安心できるはず。
湯葉弥では、湯葉をお子さんでも食べやすい味に加工したスイーツを展開中です。もちろん大人のかたにも大好評ですよ。

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